アスファルトの種類と機能性を公道・駐車場の施工事例から解説

アスファルトの種類と機能性を公道・駐車場の施工事例から解説

公道の舗装素材に用いられるアスファルトは、その機能性の高さから道路だけでなく住宅の駐車場造りや外構工事などでも使われています。アスファルトは、異なる構造や混合物を用いて舗装すると、特徴や外観を大きく変えることができます。

 

本記事では、アスファルトの様々な施工事例をご紹介します。アスファルト舗装の目的は依頼主の希望によってさまざまです。アスファルト舗装をお考えの方がいましたら、種類と機能性を生かして舗装する方法を、施工事例を通して探してみてください。

 

 

目次

 

アスファルト舗装の施工事例:公道編

まずは公道におけるアスファルト舗装の施行例をご紹介します。

一般住宅の駐車場を舗装したいから道路の舗装事例は関係ない、と思う方もいるかもしれませんが、道路の舗装方法はさまざまで、一般家庭の駐車場でも取り入れると効果的な方法もあります。

 

道路ではどのような舗装がされているのか、4つの舗装事例に注目して見てみましょう。

 

 

アスファルト舗装で快適な走行

公道で一般的に使用されるアスファルト舗装の材料は「密粒度アスファルト混合物」と呼ばれます。

 

密粒度アスファルト混合物には、以下の利点があります。

  • ・施工が簡単
  • ・修繕も容易
  • ・排水性が良い
  • ・車の走行性が高い

 

施工・修繕が簡単にできるので、公共の場であり多くの人が必要とする道路には適切です。また、排水性が高いのでスリップが起こりにくくなり、事故やケガを防ぐのにも適しています。走行性が高いので、車通りの多い場所でも車の走行音が気になりにくく、快適に運転することもできます。

 

 

カラーアスファルト舗装で歩行者の安全を確保

一般的なアスファルト舗装はコンクリート舗装のようにカラーバリエーションが多様ではなく、ほとんどが黒や暗いグレーであるという理由から、無機質で景観が良くないと思われがちです。また、そのくらい色により視認性が良くないことが問題になることもあるようです。そのような問題を解決するのが「カラーアスファルト」です。

 

カラーアスファルトとは色の着いたアスファルトのことで、様々な樹脂類を材料に加えることで着色されます。色付けされたアスファルトを使うことで、街の景色との調和が容易になるほか、歩道などで安全を誘導するなどの機能も持ち合わせています。歩道では、歩行車の安全を高めるため樹脂モルタル舗装が使われることが多いようです。

 

 

雨天時でも安全な走行ができる排水性舗装・浸水性舗装

一般的なアスファルト舗装は高い排水性を持つ一方で、路面上で水が排水されるため、ハイドロプレーニング現象が起きてしまう可能性があります。交通量が多く雨による事故が危ぶまれるような道路では、「排水性舗装」や「透水性舗装」といったような、路面上に水分がたまらない排水機能を持った舗装方法が用いられます。

 

 

【構造の違い】

一般的に用いられる密粒度アスファルトと排水性・透水性アスファルトの違いは、最上層に敷く材料です。密粒度アスファルトは不透水な素材を最上層に使用するため、雨水を吸収することができません。

 

しかし、排水性舗装では不透水層の上にポーラスアスファルトという不透水層よりも密度の低い素材が使われています。ポーラスアスファルトは雨水をアスファルト表面から路盤に取り込むので、雨水が道路の表面を流れることなく、スリップを防ぐことができるのです。

 

透水性舗装では、不透水層は使用せず、ポーラスアスファルトのみを表層に使います。これにより、透水性舗装は雨水を路床間まで吸収することができるのです。

 

 

雪が積もる地域では砕石マスチック舗装

雪がよく積もる地域では、「砕石マスチック舗装」という方法が多く取り入れられます。

 

砕石マスチック舗装とは、粗骨材と接着剤を多く使用しているアスファルト合材のことを指します。砕石マスチック舗装をすることで、道路が雪に覆われたり凍ったりしやすい地域でも滑りにくくなる効果があります。材料の配合加減により水密性が高いです。また、摩耗に強くたわみ・ひび割れが起こりにくいという特徴も持ち合わせているので、寒い地域だけでなく、一般道路の中でも特に多く利用される幹線道路にも使われるようです。

 

 

アスファルト舗装の施工事例:駐車場編

アスファルト舗装の施工事例:駐車場編

 

次に、一般家庭や有料駐車場でも取り入れられているようなアスファルト舗装の施行例をご紹介します。

大きなリフォームから、DIYでの修繕工事まで、さまざまな規模の施工事例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

お庭を駐車場にリフォーム

車を使用する機会は多く、子供がいる家庭では、子供が大人に近づくにつれ車の台数が増えることもあります。車が増えるとより広い駐車場が必要になりますので、お庭を駐車場に変えようと考える方もいるかと思います。

 

一般家庭や店舗で駐車場を作る場合は、お庭からのリフォームであるかどうかにかかわらず、景観を気にされる方が多いと思います。ご自宅や近隣住宅にマッチした景観の駐車場にしたい、通る人の目を引くようなおしゃれな駐車場にしたいなど、多様な意見があるでしょう。

 

無機質な印象になりやすいアスファルト舗装ですが、少し工夫をすることでデザイン性の高い駐車場を作ることができます。例えば、アスファルトにタイルを組み合わせることで、おしゃれ度が一気に上がります。また、アスファルト意外にタイルなど明るめの素材を使えば、色のコントラストを楽しむこともできます。さらには、マットスプレーで色を使って模様をつけることも可能です。好きな模様を描けば、オンリーワンな駐車場が出来上がります。

 

 

空き地を駐車場にして活用

使用していない土地がある場合には、その空地を有効活用して駐車場を造るケースも多々見られます。

空き地をアスファルト舗装すると得られる効果としては、土や砂利の場合比べて雑草が生えにくくなり、手入れをする手間が省けることが第一に挙げられます。

 

また、排水性に優れたアスファルトは水たまりを作りにくいので、その土地を雨の日に使用するときにも安心です。すでに空き地を駐車場として貸している方にも、アスファルト舗装のメリットはあります。土や砂利の駐車場だと車に土が付着したり砂利が車体に当たり傷をつけてしまったりといったことが考えられますが、アスファルト舗装をして車止めなどを設置した駐車場ならそのような心配はありません。きれいに舗装をすることで、利用者の増加も見込めるでしょう。

 

 

傷んだ駐車場をDiYで補修

アスファルトがいくら耐久性に優れ強度があるといっても、年々劣化し傷むことや亀裂ができることはあります。随分と劣化している状態ならば業者に依頼して補修してもらう方がよいでしょう。しかし、小さな亀裂などならご自分で修理をすることが可能です。

 

ひび割れ部分などの小さな箇所の補修には、アスファルト補修材が使われるようです。市販で売られているものもあるので、手軽に取り入れられる補修方法といえそうです。

 

ラインが薄くなってきたときには、自分でライン引きをすることも可能です。白いラインを引くには、長めのスケールとチョーク、白い塗料、マスキングテープ、ローラーを用意します。チョークで下描きをし、マスキングテープで囲った部分にローラーで塗料を塗ることで、簡単に白線を描くことができるのです。

 

このように、アスファルトはDIYでの補修が可能なので、メンテナンスを自分で行うことができ、管理費用を抑えることができます。高い費用を払うことなく修繕することができるアスファルト舗装なら、劣化したときのことを考えても翁不安を抱えなくて済みそうです。

 

 

まとめ

さまざまなアスファルト舗装の施工事例をご紹介しました。重要なポイントをおさらいしてみましょう。

 

● アスファルト舗装には多様な材料が使われている

● 地域性や舗装目的に合った材料を使用することができる

● 空き地やお庭を有効活用して駐車場を作ることが可能

● タイルなど他の素材を組み合わせればおしゃれな駐車場に

● 小さな劣化ならDIYで修繕することも可能

 

これらを参照して、よりよい駐車場造りをしてみてはいかがでしょうか。

 

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